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生野菜で難病が治る

質問 生菜食は、どんな病気に効果がありますか。子供にもできますか。
甲田 アレルギーや慢性肝炎、慢性腎炎、リウマチもきれいに治る。甲田医院にはたくさんの難病の患者さん達がたくさん来られますが、まじめに生菜食を実行した方は、例外なく効果を得ることができます。
 子供の患者さんに生菜食を最初に試したのは筋ジストロフィー症です。筋肉が萎縮して倒れてしまう病気です。今から20年くらい前、ある筋ジストロフィーの男の子が2年間生菜食やりましたら、今まで転んでおったのが転ばなくなった。「筋ジストロフィーは遺伝病で治らないはず。どうしてよくなるんだ」って評判になりました。だから筋ジストロフィーの患者さんが、それはたくさん来られました。これが子供の生菜食のデビューです。
 それから、C型肝炎もよくなりました。慢性腎炎も軽症なら治せます。悪性リンパ腫の子供も一例ですが生菜食で治っています。こんな小さい坊やですよ。糖尿病なども軽症なら、1ヵ月あればとてもよくなります。
 ある患者さんが健康診断を受けたところ、尿糖が3+と深刻で、急いで病院で検査したら、血糖値が580㎎/㎗もあった。それで、朝晩インスリンを1ヵ月間打ちました。このままだと一生インスリン生活かと思い、半年間に2日断食を4回やりました。断食後は、見よう見まねで朝食を青汁1杯だけにしたら、580だった血糖値が、朝の空腹時で120、食後で250に下がりました。ところが、断食のあとに食事を守れないで食べ過ぎて、また元に戻ってしまいました。
 そこで私のところ来て、本式の生菜食を始めました。1日2食。1食あたり青菜250g(ドロ状のジュース)、ニンジン120g(おろし)、大根100g(おろし)、山芋30g(おろし)、豆腐100g。ただし、玄米生菜食の基本メニューのうち、生玄米粉は除きました。
 この食事で、血糖値が毎日みるみる下がりました。当初の274が、250、199、188、151、133…。7日目には127。たった1週間でみるみる下がる。こうなれば、もうしめたものです。糖尿病も、1ヵ月くらいでインスリンから離脱できます。断食を併用しなくても生菜食だけで十分いけます。

質問 糖尿病になれば、軽症なら、自宅で生菜食をやればいいということですね。
甲田 ただし、自宅で生菜食やるときは、あまり極端なことをやると、おなかがへって困ります。長続きしません。だから、さっきのメニューに生の玄米粉を加えるといいでしょう。
 玄米の量は1日100g。玄米を粉にして食べる。体重もあまり減らないし、力も抜けないで元気です。ただし、大の男でしたら、もう50gくらい玄米粉を加えたいところです。
 ただ、玄米を加えたぶん血糖値が下がるのに2ヵ月はかかります。もしも早く治したければ、玄米はなし。そうすればトントン拍子です。腹持ちをよくするために、豆腐を1回200gまで増やしてもいいですが、これも血糖値の下がるテンポは遅くなります。
 糖尿病の生菜食では、腹がへることをどうコントロールするかが大事です。基本は生野菜を1日1㎏食べる。それに生のタマネギも1日1個食べる。薄くスライスして、昼に半分と晩に半分。これだけ食べたら満腹になります。
 1ヵ月たったらインスリンが出てくる体になりますから、以降は少々食べても血糖値が急には上がらなくなります。
 生菜食をやれば、糖尿病で腎臓をやられても目をやられても、軽症なら治ります。糖尿病だけじゃなく、いろんな病気が治ってくる。血圧も下がる、慢性肝炎も腎炎もよくなってくる。重症筋無力症も好転します。こういう難病にかかった場合に、生菜食が切り札になるわけですな。

質問 なぜ生菜食で病気が治るのですか。
甲田 何もかも全部生だと、人間の自然治癒力を高めるのでしょう。しかし、まだまだ解明されてません。どうして治るのか証明できたら、おそらくノーベル賞ものです。
 一番重要なことは、食べ過ぎたために腸に滞留した宿便が、完全に出てしまうためでしょう。人間は極端な少食を続けると、非常に効率のいい、ロスのない体に変わります。生のものを食べていると、ロスが一番少ないのです。

質問 食材には火を加えたほうが消化にいいのでは?
甲田 ところが実際は、火を加えたものを食べると体は迷惑します。人類の祖先は、3000万年も4000万年も生のものを食べてきた。それでもって生きられるように体ができあがっています。それをわざわざ火を加えて食べているのが現代人。
 火を加えると、タンパク質は変性する、脂肪は酸化する、ビタミンは壊れる、酵素も壊れる。そんなものばかりを体に入れると、体は迷惑します。変性したり壊れたりしているから、利用するために元に戻さなければなりません。体はそれに相当なエネルギーを使っています。だから、1日2000kcalも3000kcalも食べることになる。けれど、生ですとその4分の1のカロリーですむのです。

質問 実際に、どのくらい少食の方がいますか。
甲田 信じられないでしょうが、私の患者さんに1日1杯の青汁だけで生活している人がいます。その人がこの前、断食を約3ヵ月間しました。水だけの断食ですよ。1週間に1回少しだけ食べるけど、それ以外は何も食べない。80日近くして、電話で体重を聞いてみたら、「先生、全然減りません。61㎏です」っていいます。断食に入ったときの体重が61㎏だったのですよ。そこで、「80日近く水断食して全然減りませんか?」って聞いたら、「先生、どうしましょか」って困っていました。「あんた、死ぬまで断食せないけませんな」って答えておきましたけどね(笑)。
 このご婦人が、生菜食を始めた14年前は53㎏でした。1日に青汁1杯しか飲まないのに、体重が少しずつ増えてきました。これも驚きですが、それでは水断食したらどうかと思ってやらせてみたけど、体重はほんの少ししか減りません。で、体は健康そのもの。これはどういうことなのか、現代医学ではまったく説明がつきません。
 ほかにも、1日500kcal以下しか食べない人が、全部で15人います。1日800kcal以下だと30人に増えます。ただし、みんな青汁か青ドロ(漉してない青汁)が基本です。

質問 なぜ少しの野菜だけで健康でいられるのですか。
甲田 パプアニューギニアの人たちは、タロ芋とかヤム芋ばかりを食べて、筋肉が隆々としています。でも、食事中のタンパク質は1日たった19gという報告もあります。
 現代栄養学では、タンパク質からは炭水化物も脂肪もつくられますが、炭水化物と脂肪はタンパク質をつくれないと考えています。だから、絶対にタンパク質(必須アミノ酸)を食べなければいけない。でないと筋肉をつくれない。これが現代医学の常識です。
 タンパク質は体重1㎏当たり1g必要とされていまして、60㎏の人なら1日60gです。ですが、パプアニューギニアの人は全然足りません。どうなっているかというと、腸に100兆いる腸内細菌が、空気中の窒素から最終的にタンパク質を合成して、それを人間が利用しているのではと推定されています。つまり、牛や馬は草ばかり食べていながら巨大な肉をつくっている。これと同じメカニズムなのでしょう。
 でもこれだけじゃあ解釈がつかないです。なぜなら、パプアニューギニアの人たちは、タンパク質は少ないけれど、タロ芋を腹いっぱい食べています。エネルギーは1日約1500~2000kcalほど。ところが甲田医院には、14年間も1日たった50kcalの青汁だけで暮らしている人がいて、しかも体重が減らない。腸内細菌の問題だけでは解釈できないですな。
 このように、1日青汁1杯だけで生きてる人のように、タンパク質をほとんどとらずに筋肉がやせない人がいる。ご飯ばかり食べていた昔の日本人もそうでした。ということは、どこかで筋肉ができているわけです。西式の理論はこれです。炭水化物からタンパク質を合成できると見ているわけです。「裸療法をやって、温冷浴をやって、生野菜を食べていたら、ちゃんと筋肉ができる。炭水化物や脂肪からも、ちゃんとタンパク質ができる」と西先生はおっしゃっていました。
 「生野菜には窒素がないからタンパク質はつくれない」と世間からいわれても、裸療法をやっていたら、空気中の窒素が体内に入ってきて、それでタンパク質が合成されると主張していたのが西式理論です。ウソかホンマか、今のところわかりませんけどな(笑)。

質問 ベジタリアンになれば健康になれるといえますか。
甲田 ベジタリアンにもいろいろあって、牛乳も卵も一切なしの完全なベジタリアンから、牛乳だけはいいというもの、卵もいいし魚もいいというのもあります。
しかし、生で食べるか火を加えて食べるか、その区別がより重要です。同じベジタリアンでも、腹いっぱいのベジタリアンか、少食のベジタリアンかでも違う。ベジタリアンでも、腹いっぱい食べて、しかも加熱したものを食べるのは少し考えもんですな。
生のものを腹七分か腹六分で食べる。これが一番いい。生菜食はこのタイプのベジタリアンです。

質問 生のものを腹六分とは、厳しいですね。
甲田 生菜食は確かに厳しい。たいていは続きません。私は1日1食で約750kcalですが、1日2食から1日1食の生菜食にするまでに20年以上かかりました。ほんとうに厳しい道です。
 ほうとうに病気を治したいと思うか、それでも食べたいと思うか、この天秤ですな。たいていの方は食べたいほうに負けます。ところがね、重病にかかると、治りたいという思いが強くなって、厳しくてもやり遂げます。病気の軽い人の多くは失敗しますけど、重い人はだいたい失敗しません。
 
質問 病気でない人が健康になるために、一番気をつけなければならないことはなんですか。
甲田 やはり食べ物です。タバコをやめるのもいい、アルコールを控えるのもいい、しかし、根本は食べ物です。食べ物はきちっと決めたものを食べる。腹七分くらいなら何とかできるし、腹八分なら簡単ですね。
 朝飯抜きがいいのですが、それ以上に、空腹で寝るということのほうが重要です。夜食をしないこと。寝る前の4時間は何も食べないこと。そうすると熟睡できる。それだけでも調子がよくなるのは間違いなしです。

断食博士の西式健康法入門より
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