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自分への弔辞

10年前に甲田先生が亡くなり、亡くなる前に、本当はもっと感謝の気持ちを伝えればよかったと、いくらか後悔した。
偉大な先生、この世に100年に1人出るか出ないか、それほどまでに偉大な先生。もうきっと、甲田先生みたい偉大な医者は、この世に現れないと思う。
そんな先生の傍で、長年お仕えできたことは、これは本当に奇跡的なことで、この運命に対して感謝しかない。

昨日、甲田先生の命日で、先生の昔のデータをPCの中から探していたら、自分への弔辞が見つかった。ちょうど10年前に、自分が亡くなったら、どんな弔辞を述べてもらいたいのか考えて書いたもの。こんなものを作成していたなんて、完全に忘れていた。

いま読んでみて、いくらか恥ずかしくなったけど、10年前の純粋な自分にちょっと嬉しくもなった。

僕への弔辞は「セブリン鈴木」という人が述べるのだが、まずセブリン鈴木とはどういう人かというと、1993年に日本で開かれたグローバル・フォーラムの閉会式でスピーチをした13歳の少女。まず、この閉会の辞を以下に紹介する。

・・・・・・・・・・・・・
1993(平成5)年4月、京都国際会館における総会(グローバル・フォーラム京都会議)に先駆けて、「美しい自然」と「銅鐸に象徴される歴史文化」と「最先端の情報技術」が共存する滋賀県野洲町に、六大陸20ヶ国から第一線の科学者,技術者が集まり、グローバル・フォーラム世界科学技術会議・滋賀1993(京都会議科学技術分科会)が開催された。

主な出席者は以下
アル・ゴア米国副大統領,ゴルバチョフ元ソ連大統領,デクエアル元国連事務総長,国連各事務局長,リヒテンシュタイン侯国アルフレッド侯,ダライ・ラマ14世,マザ-・テレサ,ツツ大主教,カンタベリ大主教,カ-ル・セイガン,フリッチョフ・カプラ-,レスタ-・ブラウン,ジェ-ムス・ラブロック,ロバ-ト・レッドフォ-ド,ジョン・デンバ-,ポ-ル・ウィンタ-,バイロン・ジャニス ほか


グローバルフォーラム閉会の辞 1993.4.24
「地球を残しておいて下さい」
子ども環境機構ECHO代表 セブリン鈴木(13才)

お話させて頂くこと、とても光栄です。
こんなことを言うのを許して頂きたいのですが、グローバルフォーラムを聞いていて物足りなく感じました。「価値の転換はどうすればいいか」と一生懸命に議論している大人の人たちを見ていると、難しいことを考えすぎて、簡単なことを忘れてしまっているように思うのです。
私たち子どもは自然と親密な関係を失っていません。
オタマジャクシや花や昆虫などを愛しています。
そして人間が自然の一部であることも知っています。
価値の転換の秘密は、子どもの頃を思い出すことです。自然の中で遊んだこと、それがどんなに素敵だったか、それがどんなに大切だったか、大人が何でも解決してくれると信じていたこと、何が正しく何が間違っていたかを知っていたことを思い出してください。本当に大切なことは、純白で偽りの無いことです。
あなた方の中の子どもの心は、一番大切な価値や本質を知っています。
それなのにあなた方の興味は株や出世やお金儲けのことばかりです。
いくらお金があっても自然がなければ生きては行けません。
あなた方は「子どものとき自然はいつもそばにあった」という思い出をもつ最後の世代になってしまうのではないでしょうか。
私は21世紀に21才になります。
あなた方の残した地球で生きることになるのです。
私たちが生きることのできる地球を残すためには、大きな変革を急いで実行する必要があります。本当にそれをしてもらえるでしょうか。
もしあなた方がやらなければ、一体誰がするのでしょうか。
ソマリアやバングラデッシュでは子どもたちが飢えで苦しんでいます。
でも豊かな国の政府は、分け与えることをしたくないようです。
貧困や公害を無くすことのできるお金よりたくさんのお金が、破壊や戦争のために使われていることが不思議でなりません。
私は子ども環境機構(ECHO)で環境保護の活動をしていますが、いつも「経済が優先」という論争に巻き込まれます。
でもきれいな空気、水、土がなければどうやって生きていけるでしょう。
私の友達の両親はタバコを吸います。そして「タバコを吸ったらダメよ」といいます。でも、きっとその子はタバコを吸うと思います。
子どもにとって大人はモデルなのです。どうして違う行動を取れるでしょうか。
あなたはいつも言っています。「けんかをしてはいけない。生き物を傷付けてはいけない。欲張ってはいけない。分け合いなさい」と。
でもどうして、あなた方はいけないことばかりしているのですか。
私の両親は環境保護の活動をしています。私はそれを誇りに思っています。
将来を失うということはとても恐ろしいことです。お金が無くなったり株が下がったりすることとは比較になりません。
私はたくさんの動物、鳥や昆虫を見ることができましたが、果たして私の子どもはそれらを見ることができるでしょうか。
あなた方は子どものとき、こんな恐ろしい心配をしたことがありましたか。
すべてはあなた方の時代から始まっています。
そして「まだ大丈夫、まだ時間がある」ように振る舞っています。
でもオゾンホールの修復の仕方を知っていますか。
死んでしまった川に鮭を呼び戻すことができますか。
絶滅した動物たちを生き返らせることができますか。
砂漠になってしまった森を元に戻すことができますか。
それができないのならせめてこれ以上、地球を壊すのを止めて下さい。
ブラジル地球サミットのとき、リオで道に住んでいる子ども(ストリートチルドレン)を見てショックを受けました。
その一人が私に「もし僕が金持ちだったら、みんなに食べ物や服や小屋をあげるのに……」言いました。何でも持っているあなた方がなぜあげないのですか。
なぜもっと欲しがるのですか。
この会議で聞いたことは去年リオ(地球サミット)でも聞きましたが、事態はさらにひどくなったように思います。
会議で決めたことが実行されるのはいつですか。心配でたまりません。
あなた方は私たちのモデルです。私たちはあなた方のようになろうとしているのです。どうかお手本を見せて下さい。どうぞ勇気を失わないで下さい。
「正しいと信じることをしなさい」といつも言うでしょう。
どうして、そうしてくれないのですか。もう時間は残されていないのでしょう。
世界中の子どもたち、未来の生命を代表して尋ねます。
「あなた方は何を私たちに残してくれるのですか」
「あなた方は何を待っているのですか」
ありがとうございました。
・・・・・・・・・

そして以下が、自分への弔辞。
・・・・・・・・
「子ども環境機構」を代表いたしまして、松下勝則さんのご霊前に、お別れの言葉を述べさせていただきます。

松下さん。あなたは、地球と人類の未来のために「価値観の転換はどうすればいいのか」その答えを、自分の生き方によって、私たちにお手本を見せてくれました。

今から50年前の2008年、世界では貧富の差が広がり、飽食をしている人たちが10億人、飢餓の人たちが10億人、そして毎日5万人の子どもたちが餓死していました。環境破壊、飢餓貧困、戦争で、年間数千万人が死んでいくような悲惨な状況でした。

それでも、経済を拡大することを大人たちはやめませんでした。経済を拡大させることが、地球を破壊していることを知りながら、便利快適な「自分だけの幸せ」を、大人たちは手放すことができませんでした。

その結果、地球温暖化やオゾン層破壊がすすみ、食糧生産は世界的規模で減少。日本では食糧輸入が止まり、大量の餓死者が出ました。それによって、各地で暴動も起こり始めました。まさに、世界が滅びる寸前の状況でした。

そんな状況になって、ようやく大人たちは、今までの「自分だけの幸せ」を求める生き方を反省し、「みんなの幸せ」のために、みんなで力を合わせて本気で行動するようになりました。その結果、現在の自給自足の幸せな社会が実現したのです。

でも、あの時、松下さん、あなたが、「人間は食べないでも健康に生きていける」という事実を、私たちに実証してくれなかったら、おそらく、あのまま人類は滅亡していたことでしょう。
あなたが、「自分を変え、周りを変え、世界を変える」という想いを、どんなことがあっても持ち続けてきたお蔭です。

あなたとのお別れは辛いですが、あなたは、自分の役割を果たし、未来の子どもたちに十分に与え尽くされました。そして、今日、体は大地に、魂は光の世界に還っていったのですね。だから、私たちは、悲しまないで見送りたいと思います。

最後に、世界の子供たち、未来の人たち、動物、植物を代表して申し上げます。
ありがとう。 ありがとう。 ありがとう。

子ども環境機構代表  セブリン鈴木
・・・・・・・

しかし、なんでこんなものを作ったのか、よく覚えていない。
おそらく、ネットワーク地球村の高木善之さんに影響されたのだと思うけど、記憶がない。

でも、これ、大げさな内容だけど、こんな弔辞を述べてもらえるなら、いつ死んでもいいと思える。
しかし、恥ずかしくて、公開できる内容ではないね。
まあ、このブログは、ほぼ誰も見てないから、載せたけど。。。

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