FC2ブログ

記事一覧

臨床実習(和歌山)

8月27日から和歌山県での臨床実習(2カ月)が始まった。
これで学生として最後の実習になる。これを乗り越えたら、あとは国家試験だけだ。
ようやく理学療法士としてのゴールが見えてきた。

今回の実習先は和歌山県の田舎で、自然が豊かなところにある。職員はみんな車通勤。ぼくは学校が借りてくれたレオパレスから歩いて通っている。
雄大な山々を見ながら朝の空気のよい時間帯に通勤するのは、なかなか気持ちがいい。
田舎で土地が安いということもあるのだろうけど、病院内がとても広い。廊下も病室もリハビリ室も広くて、院内から見える自然豊かな景色は、見る人の心を和ませてくれる。
以前、沖縄の愛楽園を見学したことがあるが、その時に感じた雰囲気と似たものがある。
http://savechild1219.blog.fc2.com/blog-entry-77.html

いま、この病院で入院する90歳のお婆ちゃんを担当してるけど、このお婆ちゃんがめちゃくちゃ可愛い。どこが可愛いかというと、いつもニコニコして、口に出す言葉は感謝の言葉ばっかり。両方の大腿骨を骨折して、両膝は変形性膝関節症で、歩行器歩行で不自由だけど、いつも「お陰様で、ありがとうね」とか、そんな感謝の言葉しか言わない。そして、性格がとても明るい。
90年も生きてこられて、戦争も経験して、辛いこととか、数え切れないほど経験してきたであろうに、今は前向きなことしか言わない。
そんなお婆ちゃんと話していると、可愛くて可愛くて「このお婆ちゃんとなら、俺、一緒に暮らせるな。。。」と、そんなことを考えたりする。
そんなお年寄りが、この病院にはたくさんいて、人間、90歳にもなったら、余分なものが削ぎ落とされて、仏様のような心が表れてくるのかもしれないと、そんな風に感じるようになった。

そんなことを考えていた夜に、病院で手術を済ませた友人から連絡があった。
普段から電動車椅子で生活する彼女は、困難な運命を受け入れて、いまは生きていられることに感謝する日々を送っている。そんな彼女に訪れた新たな試練ともいえる大手術。その手術を終えた彼女から以下のメールが届いた。
「お陰さまで順調に回復しています。日が経つごとに、色々な管が少しずつ外されていき、皮下注射がなくなったり、点滴が減って、今日は腹帯がとれました。毎日「初めて」の進歩があり、嬉しいです。みなさんのお祈りのお陰と感謝しています。ありがとうございます。」
このような内容のメールを本心で書ける彼女は、僕が褒めることは申し訳なく感じるくらいに、本当にすごいと思った。

そんな彼女から、以前に以下のメッセージをもらった。
「誰の人生にも困難はつきもので、避けては通れないけど、その困難にどう向き合うかはということだけは自分の自由です。」
そんな彼女のメッセージは、実際に困難を乗り越えてきた彼女の言葉だからこそ、重たくて誰の心にも響く。

それに比べて、いまの自分はどうだろうか。。。
娘を失ったことをいつまでも嘆き、娘のことを思い出しては悲しみに打ちひしがれて、自分が健康であること、自由であること、多くの人に助けられていること、そんな日々の幸せに対して感謝することができなくなっている。

断食をしたり、少食を実行すると、ただ食事をいただくことにさえ、心から感謝の気持ちが沸き起こってくる。
「肉も魚も食べないで、しかも少食で、なんとも不自由なこと。そんなことはとても真似できない」と人は言うけど、でもそれって、経験したことがないから分からないだけのこと。
身体のため、環境のため、そして未来のことを考えて、必要最小限の食事をとっていると、本当に心から感謝の気持ちが沸き出てくる。日々の生活の中で出会う小さな幸せを、敏感に感じとれるようにもなる。そのことは、やっぱり経験しないと分からないもので、けっして少食は不自由ではない。

だけど、この食生活は、自分に降り掛かる困難とか、苦しみとも思える運命に対して、すべてを感謝して受け入れていなければ、実行できないものでもある。そのことを長年の食養生で痛感してきた。

なのに、いまの自分はどうだろうか。
いつまでも過去にとらわれて、暇さえあれば娘を思い出しては落ち込む毎日。
こんなことでは、いつまでたっても幸せになれないし、人を幸せにすることもできない。
だから、どうしても、この試練を乗り越えなければならない。

やっぱり変わりたい。どうしても変わりたい。。
自分のことを忘れるくらいに必死になって、誰かのために自分の人生を使いたい。

そんな気持ちに、90歳のお婆ちゃんと、難病の友人からのメッセージによって、久しぶりになることができた。

あ、、がんばろ。。。

146639212338241035180_2IMG_7105.jpg
関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿

非公開コメント